きゃもん2018年4月号
3/16

高級果実の長崎びわ!生産量全国1位!農業の楽しさを伝え後継者問題解決へ!生産量を維持し、農地を守り抜く!【全体運】ゆったり過ごせる期間です。好きなことに意識を向け、のんびり自分の時間を満喫しましょう。散歩もお勧め【健康運】栄養バランスに配慮すると、さらに好転【幸運を呼ぶ食べ物】トリガイ 誠人さんと孫の大貴さんは長崎早生という「長崎びわ」のトップバッターとして市場に並ぶ、成熟期が早いびわを栽培しています。長崎早生はハウスびわの代表的な品種で、みずみずしく甘い味が魅力です。 びわが栽培過程で、袋に包まれているのは、日焼け防止と毛を落とさないためです。また、傷みやすいので比較的に値段が高く、高級果実として扱われてい 大貴さんは諫早市にある県立農業大学校を卒業し、就農したばかりの21歳です。農業大学の授業で、農業の後継者不足の事を知り、就農して農業を守ろうと決心しました。現在は4Hクラブ(農業青年クラブ)の活動にも参加しており、先輩農家の効率よい作業方法や、知識を教えてもらいながら農業をしていま 誠人さんは長崎早生というハウスびわを27a(ハウス2棟分)栽培されており、他にも水稲と牛4頭を飼っています。 去年までの2年間は、ハウスびわ部会の部会長をしており、県北のびわ生産者の代表者として尽力しました。 農家の後継者として北松農業高等学校を卒業してすぐ就農した誠人さんは、15年前までみかんを栽培していましたが、60歳になったのを機にみかん畑を転用し、びわ栽培を始めました。びわ栽培では、夏の時期に行う「枝まげ(誘引)」の作業が一番大変で、苦労するそうです。ただし、この作業を怠れば、品質が落ちてします。 古くは江戸時代から栽培されており、現在は全国で1位の収穫量が長崎県ということで、「びわと言えば長崎県!」というイメージが全国的にも定着しています。まうので根気強く頑張っています。 今後の目標は、孫の大貴さんにびわ栽培の技術を教えながら、農地を守っていくことです。す。 就農したばかりの頃は、たくさんの苦悩がありましたが、祖父の誠人さんの背中を見ながら、共に作業を頑張っていくうちに、今は楽しみながら農業をしています。 「びわは長崎県が全国一の生産量なので、全国的にも有名な品目に自分が携われることを誇りにがんばっていきたい」と力強く今後の農業経営についても話してくれました。袋に包まれた収穫まで2週間のびわ誘引中の枝収穫前のびわのハウス内▲▲34

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る