きゃもん2018年3月号
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アスパラガスの歴史と現在部会員一丸で産地を守り育てる!!地元のために就農決意!おいしいアスパラガスを食卓に届けたい!【全体運】自分に自信が生まれそう。やってみたいことには思い切ってぶつかると、好結果に。遠出のドライブもお勧め【健康運】適度なストレス発散が体調上昇の鍵に【幸運を呼ぶ食べ物】ソラマメ アスパラガスは1800年にオランダから長崎県に伝わり、1871年に北海道で試験栽培がスタートしました。原産地は南ヨーロッパで、名前の由来はギリシャ語で「新芽」などの意味から名づけられているそうです。 現在では全国のアスパラガス生産量順位で長崎県は4位と好成績で、長崎県下の生産者と農協が一丸となり、推進品目として日々の生産活動に取り組んでいます。また、当JAとしてもアスパラガスを主要品目に指定しており、平成28年度には、管内で初のアスパラガス生産振興大会を開き、魅力あるアスパラガス産地の確立へ取り組みを進めています。 今後の目標として個人では、単収を年々増やしていくことです。また、3月7日の「JAながさき西海アスパラガス部会設立総会」で管内の4つの部会が統合しますので、県北地域の生産者の先輩から多くの知識を勉強させてもらいながら、部会員を増やしていくことです。 現在も部会員は新規就農者を含め、右肩上がりの傾向にあります。水・日当たりさえ確保できれば、栽培可能で、上手く作業できれば同じ面積でもより多くのアスパラガスが収穫できるので、興味がある方はぜひ栽培して欲しいです。 田中さんは沖縄県の大学に進学し、卒業後もそのまま沖縄県の出版会社に就職しました。地域の生活や仕事にも慣れ始めた頃に、地元福島町に帰省した際、両親の農業を手伝う機会がありました。そこで、広大な農地があるにもかかわらず、農業後継者が不足している故郷の実情を目の当たりにし、就農を決意されたそうです。 就農当初は、ハウス施設とアスパラガスの温度による密接な関係性に悩み、ハウスの室内温度や地温のコントロールに苦労しましたが、自分が栽培したアスパラガスを食べ、喜んでくれる消費者の声にやりがいを感じ、現在は松浦地区アスパラガス部会の副部長として活躍しています。 現在は就農して8年目。アスパラガスの作付面積は28.6aでウェルカムという品種を年間通して栽培しています。 3月の農繁期には、1日間でアスパラガスを収穫↓束ねて↓出荷の作業を2回行っています。一度病気になると、次年の栽培に影響が出るので、肥料を切らさないよう常に心がけています。 新芽のアスパラガスは、味が濃く甘いので、湯がいて食べるのをおすすめしますが、火を通すことでも味がより濃くなりますので、様々な料理にも使用できる農産品です。33

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