きゃもん2018年3月号
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 JAながさき西海では、組合員が生産した農産物を一円でも高く販売して農業所得を増大するため、時代のニーズに則した販売に取り組んでいます。 市場環境については、卸売市場を介する販売シェアが年々減少傾向にあるなか、JA集荷施設の機能向上や新たな販路拡大、市場との連携による実需者ニーズに沿った計画生産、地産地消推進による地元食材の理解促進などを進めています。 今月は、第3次地域農業戦略の主要な農産物品目の販売戦略の取り組みをご紹介します。(第5弾) 農産園芸部門の販売戦略状況についてJAながさき西海の自己改革JAながさき西海の自己改革〜協同で農と地域が輝く未来へ!〜〜 協同で農と地域が輝く未来へ! 〜ニーズに則した販売戦略 アスパラガスは第3次地域農業戦略の重点作物で、現在も生産拡大と収量安定による所得向上に取り組んでいます。 多収穫品種で輸送性も高く、甘くて程良い酸味の「ゆめのか」を主力に品種切替を進めています。 更に、生産農家に代わりいちごのアスパラガスの共同選果いちごパックセンター稼働特別連載企画 アスパラガスは収穫後の一本毎の選別が必要で、作業負担は大きなものとなりますが、負担軽減と選別労力を圃場管理へ再配分して所得増大を目指すため、機械選別を進めています。 さらに、スケールメリットの発揮で有利販売を目指すため、松浦地区と北松地区による共同選果を【全体運】サービス精神を発揮することで人気運が高まる兆し。困っている人には救いの手を差し伸べて。少額募金も◎【健康運】スポーツの腕が上達しやすい月。挑戦を【幸運を呼ぶ食べ物】キクラゲ農業所得を一円でも多く獲得するためにいちごパックセンター(平成28年稼働 平戸集荷センター内)アスパラガス秀品率と選別機(平成28年度導入 松浦営農経済センター)平成26年度に開始、機械更新による品質向上を進めた結果、秀品率は98%に達しました。 平成29年9月からは平戸地区と佐世保地区による共同選果を始めました。今後は部会統一で体制充実を更に進めて農業所得増大を図ってまいります。パック詰めを代行、作業負担軽減と収量確保による所得増大を図るいちごパックセンターが2つの地区で稼働しました。 平成28年産では、平戸地区で27,657パック、北松地区で7,219パックを出荷しています。 今後は、更なる「ゆめのか」の産地化と組合員の労力負担軽減の両立を図っていきます。42

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