きゃもん2020 年末号
6/16

蟹座6/22~7/22【全体運】周囲がにぎやかに。たくさんのお誘いが舞い込む予感です。交通整理は必要ですが、できるだけお付き合いを【健康運】人と一緒に運動すると励みに。楽しく継続    【幸運を呼ぶ食べ物】寒ブリ栄えの受賞に輝く 良好な繁殖成績を継承する肉用牛繁殖農家の模範事例です。夫婦のもとで2年間研修した1名は、技術を継承し島内で新規就農されています。「分娩監視カメラ」や「青空スタンチョン」など具体的な技術は島内の数農家に取り入れられ波及しています。普及指導員等研修生も受け入れ、優れた経営・技術は今後も普及していくと期待できます。1.受賞者の取組の経過と  経営の現況3.普及性と今後の発展方向2.受賞者の特色 松﨑秀利さんは、父から20頭の繁殖牛を継承されましたが、自家産牛の保留を中心に、3〜4割は優秀な血統牛を外部導入して育種改良を図りつつ堅実に増頭し、74頭まで規模拡大されました。並行して耕作放棄地や遊休農地を再生し、放牧及び飼料畑面積を当初の約2倍に拡大されました。 北松浦郡小値賀町で肉用牛繁殖経営をされている松﨑 秀利さん、弘子さんご夫妻が「第59回 農林水産祭」で「天皇杯」を受賞されました。授賞式は11月23日に明治神宮会館で行われ、関係行政、関係機関、当JAからも松田組合長や職員が出席しました。(1)施設投資を抑え放牧活用と自給飼料の増産による省力・低コスト経営 保有する施設は30頭収容牛舎と堆肥舎のみです。青空スタンチョン(放牧場に設置した連動スタンチョン)と8つの牧区を綿密に活用し周年放牧に近い形態で管理し、足腰の強い健康な牛を作り、自給飼料の増産で成牛の粗飼料自給率100パーセントを達成、省力・低コスト生産を実現されています。(2)優れた飼養管理技術や育種改良に裏付けされた高収益経営 分娩間隔は365日(全国平均400日)と全国トップレベルであり、監視カメラとスマホを連動させた監視により分娩時の事故は平成28年以降ゼロです。積極的に育種改良に取り組み、全国和牛共進会の優秀賞受賞牛や県種雄牛の指定交配選抜牛を生産するなど、能力の高い繁殖牛群を作出・維持し、子牛販売価格も市場平均を上回っています。(3)女性の活躍 弘子さんは、福岡で会社勤めの秀利さんが就農するまでの5年間、3人の娘と小値賀町に移住し、育児をしながら初めて経験する肉用牛管理を担いました。きめ細やかかつ適正に子牛を管理し、事故の少ない経営を行うとともに、研修生への技術指導や天皇杯受賞生活支援など経営に大きく貢献しています。また、島内婦人部会にも所属し様々な活動を行っています。6令和2年度 第59回 農林水産祭畜産部門/肉用牛繁殖松﨑 秀利さん、弘子さん(北松浦郡小値賀町)

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る