きゃもん2021年9月号
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ここがポイント!させぼ南部営農経済センター 濵 俊夫水瓶座 1/20〜2/18【全体運】じっくり進めれば下旬に大きな実りを得られます。苦しいときこそブレずに前進を。耳の痛い意見こそ重要です【健康運】弱い部分を大切に。無理しなければ安泰    【幸運を呼ぶ食べ物】セロリ《落水時期の目安(落水)》《刈取り適期》ポイント13 大きな粒のお米を生産するためには、収穫直前まで水を与えることが重要です。 収穫前の落水が早いと「粒張不足」の原因や「基部未熟粒」、「胴割米」が多く発生して品質低下を招いてしまいます。 落水は、収穫7日〜10日前までしっかり待って実施しましょう。 早刈りは青未熟粒や青米等が多くなり、遅刈りは食味低下や胴割米や茶米等が増加し、品質が低下します。なつほのかは、ヒノヒカリに比べて成熟期が10日程早い品種ですが、株全体を通じて穂の成熟進行が遅い傾向にあります。そのため、早刈りでは青米が多くなり、品位等級落ちの原因となりますので、必ず青籾率を確認して収穫することが大切です。 収穫適期を行うには、いつ出穂したかを知ることが大切なので、表1に示す品種毎の成熟日数を参考にして下さい。また、登熟日数は、気候による変動がありますので、収穫時期の7〜10日前から籾黄化率(収穫7〜10日前の籾黄化率60〜70%)をみて収穫日を決めましょう。▶ヒノヒカリの刈取り適期は、籾黄化率85%(1穂100粒中に青籾15粒) 2次枝梗籾の黄化も進み、穂の下位部分の2次枝梗に青籾率10〜15%の頃が刈取り適期です。▶なつほのか、にこまるの刈取り適期は、籾黄化率95%(1穂100粒中に青籾5粒) 2次枝梗籾の黄化も進み、穂の下位部分の2次枝梗に青籾率5%未満になった頃が刈取り適期です。▶【表1 収穫の目安】品 種ヒノヒカリなつほのかにこまる出穂から登熟にかかる成熟日数40〜45日38〜43日43〜50日水稲■9月・10月の作業ポイント① 落水時期…登熟(粒張)を高めるために水が必要ですので、収穫7日から10日前までじっくり待って           落水しましょう。ポイント② 刈取り時期…品種毎に刈取り適期が異なりますので、品種に見合った刈取り適期に注意しましょう。先取り! 農作業

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