jasmile09
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❶❸❷❹ふるさとの旬を訪ねます。 暖かな陽射しが海山を照らし、きらきらと輝いていた10月初旬、大村湾を見渡す広大なみかん畑では、長崎の特産品としても名高い西海みかんの収穫が今年も始まりました。今回は西海みかんの栽培に日々情熱を持って取り組んでいる若手農業者、原大和さんのもとを訪ねました。農場訪問特糖徴度のが高西海く、みか濃んい味。が第9回西海みかんさいかい魅緑探訪 4・5ヘクタールもの広さのみかん畑で大和さんが栽培している西海みかんは、早熟早生、早生、させぼ温州の3種類で、10月からほぼ1ヶ月おきに順に出荷されていきます。取材に伺ったまさに始まった時期でした。 西海みかんは、糖度12度以上の「味まる」、糖度13度以上の「味っ子」、また、させぼ温州の糖度14度以上になると長崎県統一ブランド「出島の華」といったブランドみかんとして全国各地に出荷されており、特に高品質のものは高級果物専門店などでも取り扱われるなど、高い市場評価を受けています。 「西海みかんには、ブランドとしての品質を保つために、適正な摘果の実施やシートマルチ栽培を行うなどの基準が定められています。まずそれらをしっかりと守ること。さらに天候に合わせた水分の調整などに気を配っています」と大和さんは話します。 シートマルチ栽培とは、白いシートで畑一面を覆うことで土の中の水分量を調整し、白いシートが太陽光を反射し光合成が促進され、より甘いみかんを作ることができる栽培方法です。また、佐世保の気候は基本的に夏の雨が少なく乾燥しており、海からのミネラルも豊富で、みかんの栽培に適しています。このような栽培努力と地域特性を活かして、西海みかんは他の産地のみかんと比べても、糖度が高く味にコクと深みを生み出すことができます。  「みかんにとっては6月に雨「将来はみかん産業を引っ張っが多く、7月には少ないことが理想です。しかし今年はそれが逆になってしまったため、こまめな水分調整や塩害から守ることなど、とても大変でした。美味しいみかんを作る上で一番苦労することは、やはり天候との戦いです」と大和さん。苦労の甲斐あってか、今年も美味しいみかんがたくさん実ったようです。ご家族やパートの方々と共に、とても楽しげに、手際よく収穫を行っていました。 取材する中で、大和さんからていく存在になれるように頑張ります」と、心強い言葉が聞けました。これからも自慢の美味しい西海みかんを多くの人たちに届けてくれることでしょう。ファームポンド(貯水施設)。地域全体で共有しています出荷前に選果して、みかんの大きさを揃えます【取材協力】西海みかん農家原  大和さん(佐世保市)みかん農家の3代目にあたる大和さん。26歳という若さながら、地に足をつけたような落ち着きがあり、大変頼もしい存在です。また、ながさき西海農協青年部などにも所属し、多くの仲間や家族とともに、日々みかん作りに情熱を燃やしています。❶ シートマルチ栽培。白いシートで覆い尽くしています❷ 天候に合わせ、シートを剥いだり覆ったりして、水分を調整します❸❹ 点滴潅水。畑全体にチューブを張り巡らせ、そこから水を滴下します大村湾を見渡せる、とても見晴らしがいいみかん畑10月初旬は、早熟早生の収穫が

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