夏の風物詩「ホオズキ」の楽しみ方いろいろ

JAながさき西海松浦地区で、令和4年産の露地ホオズキの収穫が最盛期を迎えています。

同地区では、生産者6人が旧盆用のホオズキを63アール作付しており、枝3万5,000本、実1万個の出荷を見込んでいます。

ホオズキは、6~7月に淡いクリーム色の小さくかわいらしい花を咲かせ、花が終わると果実を包み込むように周りのガクが大きく袋状に膨らみ、なじみ深いホオズキになります。

漢字で「鬼灯」「酸漿」とも書き、使者を導く提灯の役割を果たすとされています。

茎がついたものは、花瓶に飾るほか、横にして飾る「よこかざり」があり、水いらずでドライフラワーとして正月の時期まで楽しめます。実だけのものは、周りのガクを開いてお菓子と一緒に飾ったり、水をはったお皿に飾る方法もあります。また、葉脈だけを残し「透かしホオズキ」も涼やかに楽しめると人気です。

 同JAほおずき部会松浦支部の小山貞和支部長は、「一部圃場で炭そ病や白絹病が見られたが、皆さまが栽培管理を徹底したおかげで、全体的には上々の出来で実の付きも良く、鮮やかな朱色に仕上がりました。夏の風物詩として、多くの方に手に取って頂きたい」と話されました。

 収穫後は、出荷規格、荷造り要領に従って箱詰めされ、品質を厳しく検査されたホオズキは九州や中部地方の市場を中心に出荷されます。