ドローンの農薬散布で作業効率大幅アップ

農薬散布を行うフライトパイロット社のドローン

 長崎県の佐々町で7月31日にドローン2機の編隊飛行による「航空防除実演会」が行われました。最先端技術を駆使して農作業を効率化しようと、4月に設立した「佐々町スマート農業推進協議会」が主催。参加者60名以上が農作業の省力化・軽作業化について学びました。
 実演会では、佐世保市江迎町でドローン事業などを手掛ける「フライトパイロット社」が航空防除を行いました。電気で動くこのドローンは、農作物から高さ2メートルで飛行し、4メートルの幅で農薬散布を行います。1反およそ1分で作業を行うため、省力化・軽作業化が可能となりました。また、散布された農薬については「クミアイ化学」が説明を行い、参加者は熱心な表情で耳を傾けていました。
 参加した生産者は「大きな省力化となる。さまざまなスマート農業の中から良いものを積極的に取り入れていきたい」と話しました。