小菊出荷ピーク

JAながさき西海 西海の小菊組合で5月上旬から始まった小菊の出荷はお盆を前に最盛期を迎えています。佐世保市柚木町の集出荷施設では8月上旬からほぼ毎日荷造り作業が行われており、1回の出荷で3万本が福岡、広島、東京の市場を中心に出荷されます。7月下旬から8月中旬まで続くピークの期間に、約22万本の小菊が全国各地へ出荷される見込みです。

 

同組合では12人が3.4ヘクタールを作付けしています。23年産は生育にやや遅れが見られたものの生産者の徹底した管理により、病害虫の被害もなく高品質に仕上がっています。

同組合の小菊の栽培品種は、長崎県オリジナル品種の「よかべに」「よかきいろ」「よかしろ」(よかシリーズ)等。高温による開花遅延がほとんどなく、需要期である盆シーズン狙った出荷が可能。長崎県の方言の「よか(良い)」を使った名称は同組合のアイディアが採用されています。

 

また、同組合では市場からの要望を受けて栽培面積拡大を進めており、来シーズンより選果機の導入や特定技能外国人の労力支援を活用することで、より安定した出荷ができるよう取り組んでいます。

させぼ南部営農経済センターの中村雄太指導員は「連日の収穫や荷造り作業で大変な時期だが、高品質の菊を消費者に届けるよう、生産者を支援していきたい。」と話しました。

 

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