ゆのきトマトの出荷が行われています

JAながさき西海柚木地区トマト部会(小川浩樹部会長)は9月上旬より、「ゆのきトマト」の出荷を行っています。同部会は生産者5名が101アールのハウスで栽培を行っています。

今年産の出荷は10月をピークに来年2月上旬まで続き、長崎県内の市場へへ約91トン(1ケース4キロ)の出荷を計画します。

同地区は県内でも数少ない秋冬抑制トマトの産地であり、高温期の定植でも安定した品質を保つ品種の「桃太郎グランデ」と「桃太郎75」をメインに栽培。また、柚木地区は標高250メートル以上に位置し収穫開始頃には朝夕の寒暖差が大きくなり、トマトの養分転流に適した気候で、味の濃い美味しいトマトの栽培が可能です。

今年産は8月の猛暑の影響で一部着果不良がみられますが、部会では月1回の現地検討会で生育状況や病害虫発生の有無などを確認するとともに、情報交換を行い部会員の意識統一を図ることで高品質なトマト生産に励みます。

小川浩樹部会長は「燃料高騰などで厳しい状況にあるが、昨年を上回る出荷数量を目標として、部会員一体となり品質管理を徹底したい」と意気込みを語りました。