福島早期米検査

 JAながさき西海管内で8月上旬から令和2年産コシヒカリの収穫が始まりました。いち早く稲刈りがスタートした松浦市福島地区では全域で早期米コシヒカリが栽培されており、同JA福島ライスセンターは8月7日から集荷を開始。8月17日に松浦農業倉庫で初検査が行われました。
 当日は営農経済センターや本店の担当者ら農産物検査員が480袋を検査し、粒の充実度や被害粒の混入、乾燥状態などを厳しくチェック。粒張りが良く、病害虫の被害もなかったことで全袋1等米に格付けされました。
 今年産の田植えは順調でしたが梅雨の長雨による日照不足で例年に比べ出穂がやや遅く、刈取り開始も5日ほど遅れました。今年は例年以上に秋ウンカ(トビイロウンカ)の発生が見られましたが、出穂後の適期防除を徹底したことで良質米が生産できています。現時点での収量見込みは平年並みと予想。同地区の米は地区指定米として出荷されます。
 同JAの販売担当者は、「長雨や病害虫の影響が心配されたが、適切な栽培管理で良質な米に仕上がっており、収量も期待できる。有利販売するためにも1袋でも多く米の集荷に努めたい」と話しました。