家畜市場統合後初のセリイチ開催／ライブ配信もスタート

　ＪＡながさき西海は平戸口中央家畜市場に宇久小値賀家畜市場を統合し、８月２１日、２２日に統合後初のセリ市を開きました。今後はセリ市が毎月２日間開催されました。適齢出荷が可能となり、子牛の疾病が減少し経済的損失の回避が期待できます。購買者の増加でセリ市が活性化し、生産者の所得向上が見込めます。
　また、セリ市のインターネットによるライブ中継も行われました。離島地域組合員の移動負担軽減と対外情報発信の強化による家畜市場の活性化を図ることが目的。スマートフォンなどがあれば、どこでもだれでも視聴が可能となりました。
同ＪＡでは一戸一頭増頭運動により、過去５年間で約７００頭の増頭に成功し、令和元年度実績では９，２６５頭となっています。今後はクラスター事業の活用により、令和３年度末までに９，５００頭を目指します。
統合後初のセリ市開催にあたり松田辰郎代表理事組合長は「組合員の理解のもとセリ市の統合、毎月開催が可能となった。関係機関、行政と協力しながら長崎和牛ブランドの今後益々の発展に力を尽くす」と強く話しました。
発育良好な子牛がそろい、上げ相場となった。雌・去勢合計で１頭平均価格は前回（７月市場）に比べ５万５６３２円上昇。７０万３６４４円（前回比108.5%）となりました。