させぼ地区イチゴ株冷始まる

JAながさき西海佐世保いちご部会は8月31日、22年産イチゴの定植に向け、「ゆめのか」の株冷入庫をしました。JA低温倉庫と野菜選果場内に約15日間入庫します。

 株冷(暗黒低温処理)は15度程度の冷蔵施設内で苗を処理し花芽分化を促進する方法で需要期の12月の収量向上を目指し行われ、今年は入庫時期が早いⅠ型と遅いⅡ型合わせて13万本を株冷処理します。

 「ゆめのか」は県内の気候条件下では花芽分化はやや遅く、株冷処理で収穫開始が早まり、クリスマス需要期に合わせた出荷が期待できます。Ⅰ型は9月10日前後の出庫、Ⅱ型は9月15日前後の出庫予定で定植作業が本格化します。定植のピークは9月11日頃を見込んでおり、マルチ張りやビニール展張など農家にとても忙しいシーズンが始まります。

 部会は「ゆめのか」を5.2ヘクタールで栽培を予定し、22戸の部会員が株冷処理を行い、年々株冷の比率は増えています。22年産は10アール収量18,500パック(1パック250g)を目指します。

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