ミモザ産地化に向けて 試験栽培順調

JAながさき西海させぼ南部地区でミモザの出荷が順調に行われています。今年から生産者5人が増え、13人で生産。出荷は2月中旬から始まり、3月末にかけて関東や関西を中心に全国10ヶ所の市場へ30,000本(前年比166%)の出荷を見込みます。

 同地区ではミモザの試験栽培を2019年に開始し、今年で5年目を迎えます。花き生産者の所得向上を目的に新たに花木生産に着手。ミモザは、年々需要が高まっていることや生産性が高いこと、また遊休地の有効活用や基幹品目の補完として適正な品目と判断し生産拡大に向け取組を開始しました。

 毎年、作付け者を増やし、1人あたり数本ずつ試験栽培を実施。出荷の長期化を行うため5品種を導入したことで、2月下旬から4月上旬までの出荷が可能となりました。

 同JAさせぼ南部営農経済センターの中村雄太営農指導員は「試験栽培も順調に進み、生産者からは規模拡大の意向も聞いている。来年度からは本格的な花木産地化に向けて始動するため、新規生産者を増やしながら基盤を強化していきたい。」と話しました。