品質を守り平戸産いちごの安定供給へ

JAながさき西海平戸地区いちご部会は、9月上旬から平戸集荷センターでいちご苗の花芽検鏡を始めました。花芽検鏡では苗のクラウン部分を顕微鏡で観察し、花芽分化の進み具合を確認します。この工程は、適切な定植時期を判断し、出蕾や収穫の安定につなげるための重要な作業です。検鏡は9月中旬まで続けられる予定です。

部会員たちは、持ち寄った苗の花芽の有無や分化段階を丁寧にチェックしながら、技術員と意見交換を行いました。花芽分化が確認された苗のみを選定して定植することで、クリスマスなど需要期や年間を通じた収量や品質向上につなげます。

今年度は夏場の高温で生育環境が心配されたが、生育状況は良好で、苗の状態も順調に生育しています。JA担当者は「花芽分化の状況を見極めながら、今後もきめ細かな栽培指導を続けていきたい」と話しており、部会全体で高品質な平戸産いちごの安定供給を目指しています。

TOPICS

前の記事

ブロッコリー苗の受け渡し
TOPICS

次の記事

鮮やかな夏芽アスパラガス出荷本格化